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コーヒー豆選びに迷ったら|酸味が苦手な初心者も大丈夫!

こんな方におすすめの記事です

✅ はじめてコーヒー豆屋で買う方へ
✅ 酸味が苦手な方も安心の選び方
✅ 最後に迷ったときの考え方

──そんなあなたへ、店主目線でお伝えします!

はじめてコーヒー豆屋で買ってみる

コーヒーが好き。でも、豆をお店で選ぶのはちょっとハードルが高い──そんな風に感じたことはありませんか?

店内に入るとずらりと並んだコーヒー豆。味や香りの説明を読んでもなんだか抽象的。苦みや酸味のゲージがあっても普通ってどの程度が普通なのか分からない。はじめて入ったお店で自分好みのコーヒーを探し当てるのは難しいです。

店員さんにアドバイスを求めることも多いと思いますが、完全に店員さんにコントロールされると外れることが多いかも。少なくとも右か左かだけでも店員さんの顔を向けられれば好みのコーヒーに近づけると思います。


❝酸味がある or ない❞ だけでも伝えよう

右か左かは酸味が有るか無いかです。ここを間違えてしまうと酸味の苦手な方は厳しいです。コーヒーの酸味にちょっとでも抵抗があったら明確に伝えましょう。「酸味が苦手」。

「おすすめ」も危ないです。カフェチェーンの味の上位互換をイメージして「おすすめ」といってしまうとズレてしまう可能性があります。カフェとコーヒー豆屋の美味しさの基準にはかなり違いがあると思います。

コーヒー豆屋として毎日いろんな種類のコーヒーを飲んでいると、味わい方としてはまず「一般的なコーヒーらしさ」は置いといて、その先にある独特な個性や香りを探りにいってしまう傾向がある気がします。そこで見つけた何かいい感じのやつを勧めたくなっちゃうんです。しかもこの手のコーヒーはだいたい酸味あり。

なんだかんだ「一般的なコーヒーらしさ」=「カフェチェーンの味」だと思います。「一般的なコーヒーらしさ」を置いといちゃってる店員さんにおすすめを頼んでも「カフェチェーンのすごく美味しいやつ」が出てくる気がしません。

酸味を避けることばかりの偏った話になってしまいましたが、ここは本当に重要です。コーヒーの酸味以外の要素に関しては、ある程度突出していても美味しく飲めると思います。一方酸味は好みがはっきりです。

酸味のあるコーヒーのほとんどは豆を煎る時間の短い浅煎りコーヒーです。新鮮なコーヒーの酸味は劣化の酸味ではなくフルーツを想像させるさわやかなものです。コーヒーの美味しさを決める大きな要因のひとつなので是非味わってほしいのですが、苦手意識をもったままでは美味しく感じられないかもしれません。


❝慣れた味わい❞ かそれとも ❝サプライズ❞?

まずは馴染みの「カフェチェーンのすごく美味しいやつ」を飲んで、コーヒー豆屋のコーヒーは美味しいと認識してから色々チャレンジすると楽しみの幅を広げやすいと思います。

カフェチェーン的な味わいに近いのはちょっと深煎りの豆です。シティローストというあたりまで焙煎が進むとあからさまな酸味はほぼ無くなります。良い豆を適切に焙煎されてさえいれば何を選んでも大丈夫。馴染みの味ながらも圧倒的な香りと味わいを感じられると思います。

もちろん今までのコーヒー概念にとらわれず、どんどんいろんな味わいや香りに挑戦したいという方は別です。

商品のポップや店員さんの声に耳を傾け、様々な表現から香りや味わいを想像しながらコーヒーを選ぶのも楽しみの一つです。酸味のある浅煎りのコーヒーにはびっくりするほど華やかでフルーティーな香りのものもあります。素敵な出会いになるかもしれません。

安心の味でほっとしたいか、食べたことのないフルーツのようにちょっとサプライズを期待するか。はじめてコーヒー豆屋で豆を購入するときの道標になればと思いました。


🔽 当店での焙煎度表記

焙煎度特徴
ハイロースト(やや浅煎り)酸味があってスッキリ
シティロースト(やや深煎り)コクがあって飲みやすい
フルシティロースト(深煎り)深い苦みとコク

カフェチェーン的な味わいは、シティ〜フルシティローストあたりです☕
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この記事を書いた人

横浜のはじっこ金沢区で整体とコーヒー豆焙煎のお店を経営しています。お客さんが少なくてジタバタ焦っちゃうこともありますが、閑(ひま)を喜びに。あれこれ追われてることが当たり前の今では何もない時間は本当贅沢。僕の苗字閑喜なんです。やるべきことはやりつつ、あとはあえてブレーキ踏むくらいな感じでゆっくり楽しく。妻と娘と3人暮らし。

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