アジアらしい温かみ。コクと甘みたっぷりなのにクリア。
アジアらしい控えめで温かみのある味わいです。酸味も穏やかでオレンジやグレープフルーツというよりは「みかん」。ギラギラした感じではなく落ち着いた雰囲気。先入観もあるかもしれませんがアジアのコーヒーに共通の感覚です。丁度良い。
といっても物足りない訳ではなく、コクと甘みがたっぷりなのに後味はクリア。しっかりとスペシャルティコーヒーらし上質さを感じさせてくれます。飽きのこない味わいで長く楽しめそうです。ちょっと贅沢な普段飲みにピッタリ。
新しい産地として注目されているミャンマー。国の状況は非常に厳しいようですがコーヒーの品質は急速に向上しています。コーヒーを主要な産業に成長させようという必死さや丁寧さからでしょうか。今でも十分に美味しいですが今後もミャンマーコーヒーには大注目です。
※おすすめのシティロースト(やや深煎り)の感想です。

生豆資料
[地域] マンダレー地方域 ピン・ルー・ウィン県
[農園] Moe Htet農園
[標高] 1,070m
[品種] SL-34
[精選方法] ウォッシュ・サンドライ
[輸出業者] MCG社
[カップ評価] ラズベリー・ボディ・クリーン
この豆が育った場所──ミャンマー
アジアに突然現れたスペシャルティコーヒーの名産地。
ミャンマーと聞いてコーヒーの産地だと思い浮かべる方は少ないだろう。ましてや高品質なスペシャルティコーヒーが採れるとはおよそイメージがない国。
それもそのはず、ここ2-3年で急速に品質が向上し、たった今新しいスペシャルティコーヒーの産地として世界がミャンマーのクオリティに気づいたところである。
元々は英語があまり通じないこともあり、コーヒーの栽培を教える人が少なかったが、経済の急成長に伴い海外からアジア最後のフロンティアとして多くの人が訪れるようになった。
そしてコーヒーでも、細々と生産していた同国に2014年、SCAAの関連団体であるコーヒー品質協会「CQI」がミャンマーの中小規模のコーヒー農家の生産支援を開始。
2016年3月のミャンマーで開催された品評会では、エントリーした60種のコーヒーの内56種がSCAAの基準で80点以上を獲得し、スペシャルティコーヒーの産地の仲間入りを果たした。同年4月には本場アメリカでもSCAAに出展し、世界的な評価も少しずつ獲得。 テイストの特徴はアフリカやアメリカにない優しい酸味。アジアらしい奥深いマイルドな旨味。
これまでの栽培の歴史が少ない分スペシャルティコーヒーを作る新技術や知識の吸収も早い。今後の成長がより楽しみな産地の一つです。

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飽きのこない味わいで長く楽しめる、ちょっと贅沢な普段飲みにピッタリなコーヒーです。
