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さっきより明るい朝|浅煎りコーヒーの香り

気持ちがどんよりする朝。浅煎りの軽やかさに、すこしだけ頼ってみる。

なんだろう、昨日まではあんなに上手くいくってイメージできてたのに。今朝はぜんぜんダメ。悪い結末ばかりに向かっていく。
すべてがネガティブ思考。
取り込まれていらいら人間になっていくのを感じる。

——ちゃんと感じられてるじゃない。
大丈夫たいしたことない。
一呼吸おいてどうしようもないことを理由に決めつける。
これはじめじめのせいだ。

浅煎りを飲もう。
少し多めの豆、粗挽き。
コクや甘さはいらない。

何度かに分けてドリップしたけど落とし切らずに注ぎ続ける。
東ティモールの明るい上澄だけをさっと抽出する感じ。

ただよう香り。
時間の経過かもしれないけど、変わらず雨模様の窓の外がさっきより鮮やか。
だいぶカラッとしてきた。

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この記事を書いた人

横浜のはじっこ金沢区で整体とコーヒー豆焙煎のお店を経営しています。お客さんが少なくてジタバタ焦っちゃうこともありますが、閑(ひま)を喜びに。あれこれ追われてることが当たり前の今では何もない時間は本当贅沢。僕の苗字閑喜なんです。やるべきことはやりつつ、あとはあえてブレーキ踏むくらいな感じでゆっくり楽しく。妻と娘と3人暮らし。