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ほっと一杯|届けた後に残るもの、ふたつの仕事のかたち

☕ 整体とコーヒー。
ふたつの仕事を通じて感じる「反応」と「余白」の話。

ふたつの仕事の「反応」と「余白」

今経営しているお店はもともと15年以上前(2009~)から整体のお仕事をやっていて、コーヒー豆の販売を始めたのは5年前(2020~)のことなんです。

整体は施術をすればお客さんの反応がすぐ分かります。調子が良くなれば明るい表情、あまり変わらなければ微妙。どんな場合でもすぐにフォローができるので大変だけど分かりやすいです。


コーヒーは「届けて終わり」じゃない

それに引き換えコーヒー豆の販売はすぐに反応が分かりません。しかも淹れ方や飲み方、保存方法でけっこう味や香りが変わってしまいます。

みなさん美味しく飲んでいただけているのだろうか?
僕が飲んでる味を再現させようとレクチャーするのも自分がお客だったら心地よくない気もするし、なんか慎重に作っていたものを急に「後は僕のせいじゃないですよ」って押し付けちゃう感じがするんです。


仕事後の一杯が美味しいとほっとします。

でもこの未完成の状態から自由にあーだこーだいいながらコーヒーを抽出して、好みの味や香りを探していける幅の広さがコーヒーの醍醐味であり人気の理由なんでしょうね。

できる限りのことはしっかりやって送り出すだけ。あとは「どんな状況でも美味しいコーヒーになってください」。

といっても何とも言えない不安がやってくる中、仕事後の一杯が美味しいと、「当たり前」だと納得するより、「今日もなかなか美味しいじゃない」とほっとしてしまいます。

今日も「ほっと一杯」に救われたような気がします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この日記にもたびたび登場するコーヒー豆、販売もしています。
▶ KANKI COFFEE 公式ショップへ

この記事を書いた人

横浜のはじっこ金沢区で整体とコーヒー豆焙煎のお店を経営しています。お客さんが少なくてジタバタ焦っちゃうこともありますが、閑(ひま)を喜びに。あれこれ追われてることが当たり前の今では何もない時間は本当贅沢。僕の苗字閑喜なんです。やるべきことはやりつつ、あとはあえてブレーキ踏むくらいな感じでゆっくり楽しく。妻と娘と3人暮らし。

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