吹き上がる香り。圧倒的な華やかさ。
とにかく香りの勢いがすごいです。粉にお湯を注いだ瞬間華やかな香りが吹き上がります。フレーバーに例える間もなく出てくる言葉は「すごい」。味わいももちろん素晴らしく、コーヒーらしい苦みや酸味、コクが押し寄せてきます。本当ににぎやか。にぎやかすぎる。
コーヒーの要素のゲージがすべて「程よい」からバランスよくはみ出してる感じです。少し高圧的にすら感じるコーヒー感に場合によってはやかましさを覚えるかもしれません。
でもこれがコロンビア。コーヒーが南国の飲み物だということを思い出させてくれます。渋くくつろぐというよりにぎやかで華やか。最高に明るい気分にさせてくれるコーヒーです。
圧倒的な存在感のコロンビア。なかでもナリーニョ地区は最高品質のコーヒー豆を作り出す名産地です。
※おすすめのハイロースト(やや浅煎り)の感想です。

生豆資料
地域:ナリーニョ、ラ・ウニオン地区
土壌:北部火山帯性火山灰土壌標高:1800~2300m
精製:ウォッシュド
各農家平均面積:1ha 未満
全体の約65%がカツーラ種、ティピカ種は凡そ5%、残り30%がカスティージョ(El Tambo)種が生産されています。
この豆が育った場所──コロンビア
苛烈な環境が他にない魅力と多様性を産む、世界第三位のコーヒー王国。
赤道直下の地域では収穫期が2回、スペインから独立した19世紀にコーヒーの栽培を始め、今では世界中に輸出し、生産量は世界3位(2017年データ)、世界的にも大きな影響力を持つ産地。
何かと比較される、同じくコーヒー大国ブラジルとは大きな違いが3つある。伝統的な精製方法はウオッシュド、手摘み、そして高地で栽培するエリアが多い。南部では2000メートル超えの馬でしかいけないところも。
そのため、寒暖差が激しい高地の中部や南部の豆には酸味が特に際立つものが多く、スッキリで、キレがあると評される。反面ブラジルは甘みがあり、苦みも強いため、コクがあると評されることが多い。これらの対象的な2つをベースにブレンドするコーヒー店も多く、世界のコーヒー文化をけん引する両輪ともいえる。
主な産地は高地で有名な南部のナリーニョ、火山灰等による肥沃な土壌が特徴の中部のウィラ、比較的低地でマイルドな味が特徴の北部はサンタンデール、シエラネバダなど。地域による多様性もバラエティ豊か。火山灰が降り注ぎ、寒暖差の激しい苛烈な環境が特別な香り、目の覚める様な味わいを生みだす。

🛒 このコーヒー豆はこちらで購入できます
コロンビア ナリーニョ ラウニオン 100g|KANKI COFFEE ネットショップ
程よさを突き抜けるコーヒー感。名産地ナリーニョの逸品をぜひお試しください。

コメント